2008-12

肺癌の薬は増えたが、

肺癌の抗がん剤もどんどん種類が増えました。

イレッサ、タルセバ、アバスチン、アリムタ、他

まだ国内未承認薬をあわせれば、かなりの種類の武器だと思います。しかし、実際に患者さんに伝えられるのは、本の一部に過ぎません。

私の知っている人が、今肺がんを患っていますが、担当医から伝えられるのは、
「この抗がん剤を使いましょう」としか言われません。そしてその抗がん剤の効き目が検査でないと解ると、
「今度はこの抗がん剤を使いましょう」
と言った具合です。副作用の説明などはありますが、出てくる方法は一つだけなのです。
これでは、患者に選択肢はありません。

担当医を信頼出来ているのであれば問題ないですが、他の方法を知らずに先生がこれっていうから、その方法しかないと思って、と言う患者さんも多いのではないでしょうか。

いろんな選択の中で、なぜその治療を進めるのか、しっかりとインフォームドコンセプトで担当医に話せるといいのかもしれないと思いました。

気持ちの持ち方で

癌に罹った後、家族も本人も重い気持ちになります。病気が進行していく程、辛い気持ちになります。
それは、周りの人から見ても気づくくらいで、今振り返ってみると、その辛い気持ちをほぐす事も治療なんだと思います。

癌治療との生活はその人の気持ちの持ち方で大きく変わると思います。また笑いが治療にもなるという事が立証されているように、気持ちの持ち方で治療の効果も違うと思います。

私達も、病気が解ってから、なんどかライフスタイルが変わったと思います。いい事悪い事ありましたが、一つだけ言えるのは、暗く落ち込んでいる程損な事はないと言う事です。

もし癌に罹って重い気持ちでいる時こそ一度落ち着いて、少しでも自分がしてみたい生活のスタイルを考えて見られるのもいいのではないかと思います。

そしてそれが、気持ちのゆとりを生み、良い治療につながるのではないかと思いました。

いままでの事を本にしました

 
             久しぶりの更新になります。

 去年からいままでの治療や頑張ってきた事などについての執筆をしていて、それがこの度一周忌に合わせてレンガ書房より出版される事になりました。

私達夫婦が戦ってきた事や実際の医療事情、またどういう風に家族が接していけば良いのか、同じ病気と戦っている方や、もし重い病気に罹ってしまった方に現実にあった事として、参考や少しでも励ましになればと思いました。

もしよろしければ、四月三日以降、近くの書店にておとりよせ出来ますので、ごらん頂けたらと思います。


                医者のいない診察室
                                              レンガ書房

よろしくお願いします。

医療報道

   かなり更新が遅れてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

最近かなり医療について、テレビでも頻繁に特集などやるようになっていますが、良い事も多い反面、報道が一歩間違えると不安を煽ったり間違った捕らえ方を視聴者がしてしまうという事です。

たとえば少し前のタミフルについても、加熱報道になり、飲んだら異常行動が起こるというイメージになっていました。確かにタミフルでそういう問題が起きたとすれば、報道する事は正しいと思いますが、どのくらいの割合で起きたのか、異常行動が出た時対処できるのかと言う話題より、症状がでる危険があるから飲むなと結論づけようとします。

しかし、実際タミフルで効果が期待できるのも事実なのですから、白か黒かではなく使い方をきちんと考えれば良いのではないかと思います。

以前、私達の時イレッサが問題になり報道の煽りで、処方中止かと噂になった事がありましたが、もし中止になっていたら、延命はなかったでしょうし、イレッサによって助かった多くの患者さんが報道の煽りで命を落としかねないという事にもなるのです。

報道のありかたがよく問われる事があると思います。私個人の意見ですが、報道する人が感情を出したり自分の気持ちを言っては行けないと思います。される側が出す感情や映像そのものを移す事が真実なのではないでしょうか。

医療などの報道こそ、重い病気を抱えた患者がいるという事を特に考え、いろんな視点から考えて報道して欲しいと思いました。

免疫療法の選択肢

ひところから言われてる免疫療法や自家癌ワクチンも、
少しずつ広まってきましたが、やはり効き目や負担などは、気になる所です。

免疫療法も、いろいろあって、病院によっても種類が違います。
癌の目印を覚え的を絞って攻撃する細胞を大量につくるCTL療法や、
癌を攻撃する細胞を指揮する細胞を育てるDCワクチン療法など
様々ですが、病院によっては、奏効率を出してきている所もあるみたいです。ただ癌よっても奏効率が違うらしいので、主治医との相談が必要です。

多くの所では、1クールを3〜4ヶ月として治療する所が多いみたいで
二週毎ごとで通院したりするみたいです。

抗がん剤に比べると副作用がやはり少ないので、抗がん剤と奏効率を比較した選択肢も考えられると思います。

たとえば、放射線+抗がん剤が放射線+自家癌ワクチンという選択もあるのかなと思います。

やはり費用が1クールが150万から200万円くらいしてしまい高いのが難点
ですが、副作用面やQOLから選択に入れたい治療だと思います。

テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

先手をうてる環境体制を

癌などの病気にかかった時、ひとつひとつの治療は患者や家族にとって精神的にも大変な負担がかかります。

実際治療を受ける時、この治療が本当にうまくいくのだろうかとか、もし駄目だった時どうなってしまうのだろうと不安に思う患者も多いと思います。

先生方にもし治療を決める時、一つ先を考えてもらえると、患者の不安や精神的負担も減るのではないかと思います。

たとえば手術を選択するとき、手術をしても、再発を恐れる患者も多いと思います。

もしそのとき、手術をしてもう大丈夫です、が前提ですが、万が一再発が起きたとしてもこういう治療がありますからと次の策、を言ってもらったり、
抗がん剤で進行を止めている時、もし効かなくなっても、次にこういう薬や、治療がありますからと言ってもらえると患者の安心感は増し医師への信頼にもなると思います。

患者側として、病気が悪化したり、再発したりしたとき、もう駄目だと受ける精神的ショックは大きいものです。

同じ治療を受けるのでも、不安な気持ちで治療を受けるのと、納得して治療を受けるのでは、変わると思います。また担当医が一つ先の事を考えてくれると内容の濃いインフォームドコンセントになると思います。

理想と現実で実際は難しいことかもしれませんが、患者や家族を、安心させたり、勇気づけるのも医療従事者の役割だと思います。


テーマ:病気と付き合いながらの生活 - ジャンル:心と身体

これからもよろしくお願いします。

生前さんまの母への励ましなど、ブログを通じてありがとうございました。
自分達のいままでの体験や、医療に対する考え、また治療法を乗せる事で、病気と闘ってる方に少しでも励ましになれば、またそれが、さんまの母の希望でもあり、今までは二人で考えてきましたが、これからもさんまの父が引き継いで行きたいと思います。

できる範囲で更新して行きたいと思いますので
このブログを見てくださる方へこれからもよろしくお願いします。

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プロフィール

さんまの父

Author:さんまの父
妻さんまの母の意思を引き継ぎ病気と闘ってる方へ少しでも役に立ちたいとブログを続けます。

さんまの母(故)29歳、肺がんの四期と診断され最初の病院で一年持たないと言われながらも、2年7ヶ月夫婦で戦って来ました。

私達の事や医療事情などを本にしました。

◎ 医者のいない診察室 ◎
 
(レンガ書房新社)¥1365「税込」

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